小児矯正・こどもの矯正

床矯正装置とは、歯列や顎を拡大するために用いるもので、レジンで作られたプレート（床）と金属製のワイヤーやスクリュー（ねじ）などで構成されています。着脱式の装置であり、1日12～15時間程度装着することで、適切な矯正力が得られます。

ヘッドギアとは、上の顎が成長しすぎている場合に装着する装置です。上の奥歯を後方に引き下げると同時に、上の顎の成長も抑制します。小児期の上顎前突（出っ歯）の治療に用いられます。一般的な矯正装置とは異なり、お口の外に装着するタイプなので、見た目はあまり良くありません。

チンキャップは、ヘッドギアとは逆に下の顎が成長しすぎている場合に装着する装置です。いわゆる受け口の症状を改善することができ、こちらもお口の外に装着するタイプの装置なので、比較的目立ちやすいです。

プレオルソとは、マウスピースタイプの矯正装置で、出っ歯や受け口といった歯並びの問題だけではなく、“お口ポカン”や口呼吸、発音、噛み合わせまで改善することが可能です。しかも、装着するのは日中1時間と睡眠中に限られるため、周囲の目を気にする必要がありません。お口周りの筋肉も鍛えられ、顎や全身の正常な発育にも大きく寄与します。

・取り外し式なのでお子さまの心身にかかる負担が少ない

・学校に持っていく必要がない

・将来の治療で抜歯が不要になりやすい

・マウスピースはやわらかく、装着時の刺激が少ない

・口呼吸を鼻呼吸へ移行できる

・お子さまの協力が不可欠

・慣れるまでには少し時間がかかる